・会社を辞めると決めたけど、この後何をすればいいかわからない
・どんな準備をすればいいの?
・初めて会社を辞めるので、何をすれば良いかわからない
人生でそれほど多くない退職イベント。
職場を辞めたいけど、何をしたら良いか悩んでいることが多いです。
特に退職のことを周りの人に相談するのは難しいですね。
18年間ブラック職場を転々と渡り歩いた元社畜が、退職を決断した後に取るべき行動について解説します。
「会社を辞めるぞ!」と心に決めたら、まず取り組むべき行動について紹介します。
・自己分析をする
・転職活動をして次の職場を見つける
・退職に向けて会社、上司に報告する
・転職活動失敗や転職以外も想定する
会社を辞めて後悔しないようにしたい方は、最後まで読んで下さい。
自己分析をする
まずは自己分析をすることをお勧めします。
自分がやりたい仕事と、性格的に向いている仕事にはギャップがあります。
自分の分析を正しく行うことで転職の軸を定めることができます。
・適当な会社を選んで後に苦しむ。
・自分の性格と合わない仕事を選んでストレスをためる。
自分がやりたい仕事がじゃダメなの?
合わない仕事を選んでしまえば、長くてきびしい生活が待っています。
転職活動をする前に自分のことを分析しましょう。
キャリアコーチングサービスを活用しよう
自己分析は一人でできますが、第三者の目線から評価してもらうことで、より精度が上がります。
他人目線からだと、自分では気づいていないことが実は価値があることだと気づくことがある。
「プロのキャリアコーチングサービス」がお勧め
経験豊富なプロの目線から分析してもらうので分析の精度が上がります。
効率よく、転職の軸を修正して進むことができるよ。
転職活動をして次の職場を見つける
次の転職先が決まってから退職することをお勧めします。
働きながらであれば、収入面でのリスクが無いからです。
無職になってからの転職活動は、生活費に不安があるので精神的なプレッシャーがかかります。
転職エージェントを活用する
働きながらの転職活動が難しい点は、十分な時間を割くことができないことです。
忙しい人だと、時間が限られてしまうので企業リサーチができません。
転職エージェントを活用して楽に進めましょう。
転職エージェントなら
・自分に合った求人を探してもらえる。
・年収が伸びやすい企業を探してもらえる。
・アドバイスによって、あなたの可能性を広げることができる。
・応募書類の添削や面接対策をしてもらえる。
転職エージェントはいろんな会社があって選ぶのが大変
自分の経歴や目的によって選ぶのをお勧め。
転職エージェントに応募書類の添削や面接の対策をしてもらう
履歴書の作成や面接が苦手という方が多いですね。
私も書類の作成や面接が苦手です。
エージェントは求人を探してもらうことだけでなく、転職に関して幅広くサポートしてくれます。
・応募書類の添削
・面接の対策
書類や面談が苦手な方でも、エージェントにサポートしてもらいましょう。
自信を持って、面接に挑むことができます。
転職エージェント活用の注意点
転職エージェントの言っていることを鵜呑みにはしないようにしましょう。
とりあえず売り上げを上げたい為に適当な会社をあてがってくる業者もあるようです。
転職エージェントの言っている通りにすれば、良い会社に転職できると思わないこと。
アドバイスに納得できなければ従わなくてもOK。
最終的に決めるのはあなたです!
退職に向けて会社・上司に報告する
退職を決めたら会社や上司に報告しましょう。
スムーズに辞めれたらいいのですが、現実はそうは行きません。
問題となるのは
・退職報告をしてから辞めるまでの期間
・上司・会社側への報告
単純に報告すればいいんじゃないの?
退職時に確認することや、懸念点がある。
もし転職先が決まっているのであれば、退職日を気にしなければいけません。
上司との関係が良くなければ、それも問題になります。
ここでは以下について解説します
・退職報告から辞める日までの期間
・退職代行を使ってスムーズに辞める
退職報告から辞める日までの期間
会社への退職通知のタイミングについて、社則で定められているので注意です。
必ず確認しましょう。
民法では原則退職の2週間前までに会社側へ通知すると定められています。
民法(明治29年法律第89号)(抄)
第627条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/01/s0117-4f5.html)
労働基準法では特に定められていないので、基本的には社則に従うことになります。
多くの会社の就業規則では1ヶ月までに会社へ通知すると定められているところが多いです。
私の経験では、1ヶ月前での退職を希望しても3ヶ月に延長されました。
後任への仕事の引き継ぎがあるので、退職願を出してから延長されたことが多いです。
次の転職先までに余裕があれば、もめることは得策ではないので会社側の指示に従う方が良いでしょう。
退職代行を使ってスムーズに辞める
言い出しにくかったり、上司と良好な関係ではない場合は面と向かって報告しにくですね。
その場合は退職代行を利用しましょう。
プロに任せることでスムーズに退職することができます
退職代行を使うメリット
・退職の日を延長され、転職先の出社日までに間に合わない
・引き止めに会うのがつらい
・辞めハラに会うのを防ぐ
・ハラスメント上司と顔を合わせたくない場合
・体調が悪くて出社できない
自分で直接会社側に辞意を伝えたら、あの手この手で引き止められてなかなか辞めさせてくれないことは多いです。
引き止めは精神的につらい・・・
耐えられない場合は、退職代行サービスを使って辞めてしまいましょう。
転職活動の失敗や転職以外も想定しておく
転職活動がスムーズにできれば良いのですが、必ずうまくいくとも限りません。
次の仕事先が決まらず、パニックになるのを防ぐために事前に調べておくことをお勧めします。
失業保険について調べておく
・体調が悪くて思うように転職活動できない
・転職するモチベーションが湧かない
・退職してからじっくり将来を考えたい
在職中に転職活動できればベストですが、そういかないこともあります。
転職が決まらなくてもお金に困ることがありません。
失業保険に加入していれば、無職の状態でも収入を得ることができます。
ハロートレーニングを活用しよう
ハロートレーニングとは公共職業訓練の制度です。
雇用保険受給者であれば、手当をもらいながら新しいスキルを習得することができます。
どんなところ?
・通所の期間は、基本的には2~6ヶ月
・事務、IT、建設・製造、サービス、介護、デザイン、理美容など多種多様な訓練分野を網羅している。
・web設計や3DCADなどの求人が高いカリキュラムが用意されている。
新しい業種にチャレンジしたい場合は、ぜひ活用してみよう。
生活防衛資金を準備しよう
万が一のために十分な貯金をしておくことをお勧めします。
自己都合退社の場合は、会社を辞めてから3ヶ月間の待機期間があるので、給付金をもらえるまでに最長で4ヶ月かかります。
失業しても十分な貯金があれば、十分に「生きて行ける」ので精神的な安定を得られることができます。
もらえる給付金は、賃金の80〜50%ほどなので今の生活費を賄えないかもしれません。
なので、予備として2ヶ月あった方が望ましいです。
目安としては手取り収入の6ヶ月分貯金しておいた方が良いでしょう。
貯金なんでしていないよ〜
少しからで良いので貯蓄する習慣を身につけてみましょう。
貯金を貯めることができなければ、簡単で良いので家計簿をつけてみて、無駄な支出がないかを調べてみましょう。
無職になる場合の準備
転職活動に失敗しても大丈夫なように、無職になっても良い準備をする必要があります。
会社員時代にやってくれていたことを自分でする必要があるので、後から慌てないように準備をしましょう
今回は無職になっても良い準備すべき項目を紹介します。
住民税
今までは会社が支払ってくれていましたが、退職後は自分で支払う必要があります。
退職翌年の6月以降に、退職した年の収入分の支払いが発生します。
転職先が決まっていれば、転職先で徴収されます。
年金
退職日の翌日から14日以内に役所で手続きをする必要があります。
日本年金機構から送られてくる納付書で収めます。
健康保険
会社が所属している社会保険に加入していたが、退職すると国民健康保険に切り替える必要があります。
そのまま旧勤め先の社会保険に入り続けることができますが、自分で手続きをする必要があります。
詳しくは勤め先の社会保険組合に問い合わせしてください。
銀行、クレジットカード
会社員の時は、収入が安定しているので簡単に口座やカードを作ることができました。
無職になると、社会的信用が下がるので作りにくくなります。
必要であれば、退職前に作っておく必要があります。
賃貸
会社の寮や社宅に住んでいて実家に戻ることができない場合は、退職前にアパートを借りておく必要があります。
会社員の時より信用が下がるため、審査に通りにくくなります。
近年では、保証人ではなく保証会社が身元の保証をしています。
無職の場合は貯金残高を証明すれば借りることができますが、審査が通りにくい場合があります。
賃貸を借りることを考えている場合が、退職前に行動する必要があります。
無職になっても良い
パワハラや過重労働で心身がボロボロになってしまうと、転職する気力が起きなかったりします。
とにかく会社を辞めるだけで精一杯・・・
慌てて転職しても、また心身を削ることになります。
しばらく自分の時間を設けて、じっくり考えたり学んだりすることも重要です。
旅に出てみるのも良いでしょう。
心身をしっかり整えてから、次のことを考えれば良いでしょう。
まとめ
今回は、退職を決意したあとに取り組むべき行動について解説しました。
退職を決めたけど「その後どうすればいいかわからないよ」と思った方はぜひこの記事を参考に行動して見てください。
・自己分析をする
・転職活動をして次の職場を見つける
・退職に向けて会社、上司に報告する
・転職活動失敗や転職以外も想定する
退職は人生のなかで数少ない、重い決断です。
どんな険しいことでも乗りこえることで新しい景色が見えてきます。
後もう少しです。人生をより豊かにできるように応援しています。
この記事が少しでも参考になればうれしいです。
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