退職すべきかの判断基準5選【会社を辞めたい】

『これでいいのだろうか』仕事が終わって夜の静寂に包まれた部屋で、ふとこんな疑問が心をよぎりました。

やめ太

我々の人生における大半の時間を占めるのが仕事。思い描いた理想とどこか違っているような気がして、不安と混乱で心がグシャっとなります。

・日々の仕事に追われて家族との時間が削られて関係がこじれて会話がなくなる地獄の日々。
・趣味の時間が取れず、生きる意味を失う
・自分のなりたい姿と現状のギャップが生まれ、焦りと不安が交錯するきょうこのごろ。
・人間関係がもつれてストレスの日々を送る。
・企業風土との相性の悪さ。
・自分の市場価値に見合わない低収入。

地獄ね

やめ太

地獄です

これらを感じていたら、さっさと会社を辞めよう!

やめ太

でもちょっと待って!

やめ太

まずは、一度現状を整理することが大切。やみくもに辞めることは禁物です。

退職を決断する前に、どれほどの資金が必要なのか、将来の見通しをきちんと考えることも大切です。しっかりと準備を整えてから次の一歩を踏み出す必要があります。

この記事は、あなたがもしも「辞めるべきか、辞めないべきか」と悩んでいるなら、その判断を下すためのヒントを提供します。具体的な考え方を紹介しながら、あなたの決断を後押しします。読み進めることで、あなたの胸の内にある疑問や不安を少しでも軽減できることを願っています。

やめ太

あなたの人生の新たな一歩を踏み出すための旅路を一緒に進みましょう。

目次

会社を辞める判断材料5選

皆さんが考えている「会社を辞めるべきかどうか」を判断するために自己診断が必要です。

最近は転職やフリーランスブームで会社を「とりあえず辞める」人も見聞きします。

ライフイベントなので慎重になって考えることも大事です。

しっかり考えの整理と準備をしておくことが大切。

・ワーク・ライフ・バランスを重視できない
・キャリアプランと現状とのギャップ
・職場の人間関係に問題がある
・企業風土が合わない
・収入と市場価値との乖離

ワーク・ライフ・バランスを重視できない

やめ太

「ワーク・ライフ・バランスを保つことが重要であり、それが維持できないなら職場を変えるべきである」というのがポイントです。

ワーク・ライフ・バランスって何?

やめ太

ざっくりいうと、仕事と私生活の両立です

ワーク・ライフ・バランスは、仕事とプライベートの配分のバランスを自分にとっていい感じにすること。
メリットは満足度が良くなって仕事と私生活のあいだに好循環ができます。どちらかが偏っていてもNG。仕事に疲れを感じていたら、このワーク・ライフ・バランスを見直すと過ごしやすくなる。

やめ太

仕事ばかりでも、プライベートばかりでもいけません。健康的なライフスタイルを送るために、どちらもバランス良く取り入れることが大切です。

ワークライフバランスが保たれると何が嬉しいの?

やめ太

例えば、在宅勤務や時短勤務など、自分の生活スタイルに合わせた働き方が可能になります。

メリット

・介護や育児など、個々人のライフステージに合わせた選択ができるということです。
・リモートワークを活用することで、通勤のストレスを減らすことも可能になります。
・趣味や学習、副業など、自己実現のための時間を作ることができます。

やめ太

このような時間を確保することで、仕事へのモチベーションも向上します。

しかし、仮にワークライフバランスが保てない場合はどうでしょう。

・時間外労働が多い環境では、自分の時間が確保できないため、ストレスが溜まりやすく、仕事のパフォーマンスも低下します。
・自己実現のための時間が取れないことで、新たなスキルを身につけるチャンスを失い、生活の満足度も低下します。

結論として、ワークライフバランスを保つことができない職場にいるなら、その環境を改善するか、あるいは新たな環境を見つけることをお勧めします。

やめ太

それが自分自身の人生をより豊かにする第一歩となるでしょう。

キャリアプランと現状とのギャップ

今の仕事内容と自分のキャリアプランが一致していない。

やめ太

これは見直しの時かもしれません。

キャリアプランとは

自分がどのような職業人生を送りたいかを計画することです。
自分の将来の理想を明確にし、それを実現するための具体的な行動計画を作ることを指します。
これが現状の仕事と一致していない場合、仕事への情熱や興奮を感じにくくなることがある。この満足感とパフォーマンスの低下は、職場での不満感と直結します。

やめ太

そういった状況に直面した場合、あなたは以下のようなことを考えてみるべきです。

確認すること

①あなたが目指すことと、現在やっていることとの間にギャップがあるかどうかを再評価します。
②あなたの現在の職場を離れることを検討します。
 →これは転職すること、独立すること、さらに学ぶことが含まれます。

例1

頑張る人

わたし、レベルアップのためにITスキルを向上させたい

頑張る人

課長!ITスキルをもっと学びたいので、プログラムの仕事をもっとやりたいです!

カチョー

いや、君には向いていないよ。それよりもこれを会議までにコピーしておいて。あとお茶も用意ね。

頑張る人

コピーとお茶汲みが、なんのレベルアップになるんや!しばくぞボケ!

たとえば、あなたがITスキルを向上させたいと考えているならば、しかし会社はアナログな仕事にあなたを留めている場合、これはあなたのキャリアプランと現状の仕事が一致していない例です。

例2

頑張りたい人

あのー、業務内容が英語を活かせると聞いていたのですが。

上司

え?うちはそんなに使わないよ。海外とやり取りする書類くらいだね。

上司

それよりもこっちの国内向けの安全関係書類を頼むよ

頑張りたい人

もっと語学しかしてスキルを伸ばしたいのにー。

英語を使った仕事でスキルを上げたいと思っているのに、実際のところはほとんど英語を使っていない。会社がその機会を与えてくれない場合も同様です。

やめ太

このような状況に直面した場合、自分のキャリアプランに沿った職場や生き方を選ぶことが重要です。

やめ太

自分自身のために最善の選択をすることは、長期的なキャリアの成功とモチベーションのアップにつながります。

職場の人間関係に問題がある

退職を考える大きな理由の一つは、上司や同僚との人間関係がうまくいかないことです。人間関係は仕事のやる気に大きく影響を及ぼします。

社内の環境と人間関係が悪いと、ストレスを感じることでパフォーマンスが下がり、仕事に集中できなくなります。

やめ太

時間の無駄で、仕事の進捗やキャリア形成にも悪影響を及ぼします。

やめ太

マネージャーや同僚との良好な関係性は、仕事の満足度やパフォーマンスを高めます。

具体例

ヤベー奴

あいつ設計担当者としての自覚がないからミスばっかりんだよ!

ヤベー奴

あいつの頭の中身がどうなっているかみてみたい!

隣の同僚

マジムリ

やめ太

同僚のグチを聞きながらイライラしながら仕事をすることで、パフォーマンスが下がり、キャリア形成に影響を及ぼしますね。

やめ太

人間関係が良くない環境では、そのストレスがパフォーマンスに影響を及ぼします。

職場の人間関係がうまくいかないと感じる場合は、状況を客観的に評価し、必要に応じて対策を講じることが重要です。

ちなみに、上司や同僚を正そうとしないこと。他人の考えを変えようとするには膨大なエネルギーがかかります。自分の影響が及ぶ範囲を変えてゆきましょう。

人間関係が良ければ、転職は慎重に考えよう

やめ太

人間関係が良好であれば、すぐに退職を考える必要はありません。

やめ太

なぜなら、次の職場でも良好な人間関係が保証されるわけではありません

いわゆる「職場ガチャ」ね

現在の収入が生活や将来の計画に対して十分であれば、無理に流行や打算によって快適な環境を捨てることはあまり得策でありません。

やめ太

転職したうちのパイセンは、転職先で対人関係に失敗しました!

企業風土が合わない

なんかこの会社合わないと思ったことがある

やめ太

人の考え方や感じ方は、人それそれ。会社の風土や方針、雰囲気が合わないことはおかしいことではありません。

やめ太

企業の風土が自分に合わないと感じたら、退職を考えても良いです。

企業の風土は従業員の満足度と業績に大きく影響を与えます。

自分の価値観や目指すところが職場の文化と一致しない場合、仕事への満足度や働きがいを感じることが難しいでしょう。

もし、

・会社の古い習慣やしきたり
・決定のスピード感が自分に合わない
・チェレンジングでない環境

それが、日々ストレスとなって業務の進捗やキャリア形成のスピードに影響を及ぼすなら、それは会社を辞める一つの大切な理由となり得ます。

やめ太

企業風土は企業により、またその規模によっても大きく異なります。

企業風土が影響を与える項目

・チャレンジングかどうか
・残業が多い会社
・保守的な考え方を持つ会社
・売上優先の会社
・チームワークを重視する会社
・個人の成果を重視する会社

やめ太

これらの違いは働く人にとって大きな影響を与えます。

やめ太

現状の環境が自分の成長や仕事のパフォーマンスを妨げるようであれば、転職を考えることは一つの選択肢となるでしょう。

収入と市場価値との乖離

うわっ…私の年収低すぎ…?

あんなにがんばったのに〜!

やめ太

同じ業界や業種でも、会社によて給料の金額が違うことは、よくあります。

やめ太

「え?こんなスキル持っているの!」と言われるような人も、安月給の会社で燻っている人は多いです。

やめ太

あなたのスキルが現在の職場で適切に評価されていないなら、転職を考えるべきです。

例えば、あなたの年収が350万円で、同じ業種の平均年収が600万円だとしましょう。この場合、あなたは自身の能力に対して低評価を受けている可能性があります。

レベルが高いプログラマーが例です。もしプログラミングのスキルがあっても、仕事環境が良くない企業で働いていると、そのスキルが活かされません。

でもスキルが全くない。学歴も高くない場合はどうしたら

やめ太

職場の環境が良くなく、低賃金で働いている人も、自分のスキルを磨くことでより良い条件の職場に移ることができます。

やめ太

新しい技術を学び直すことで、より良い環境で高年収を得ることが可能になります。

あなたが気づいていない特殊なスキルや強みを持っている可能性があります。特定の業界で高い希少性を持つかもしれません。そのスキルが高く評価され、高い収入を得るチャンスがあります。

例えば営業職。普段は工場の作業員でも、生まれながらの「人を魅了するおしゃべり」の強みを生かして、一流のセールスマンになるかもしれません。

やめ太

自分が持っているスキルや強みを可能な限り、書き出してみましょう。

あるエンジニアが技術力を磨き直してから、新しい会社に転職したとします。その結果、彼の年収は2倍になり、職場環境も大幅に改善されました。彼の場合、転職は明らかに価値がありました。

やめ太

自分のスキルとその市場価値を理解することが重要です。

やめ太

もし他の場所で収入を増やす可能性があるなら、転職を検討する価値があります。

私も転職にチャレンジしてみる!

会社を辞めるための資金

よっしゃ気持ちも整理できたし、さっさと会社辞めよ

やめ太

ちょっとまったぁ!

やめ太

貯金はあるの?

え、貯金?宵越しの金は持たねぇ〜

やめ太

じゃあダメです!

やめ太

収入がない期間はどうするの?

あ…

やめ太

会社を辞める前に必要な資金を準備することは重要です。

退職後の財政的な不安は、ストレスを引き起こし、生活の全てがつまずく可能性があります。そのため、自身の費用と貯蓄を評価し、何ヶ月間自分を支えられるか計算することが必要です。この方法により、心のゆとりが生まれ、退職を決めた時でも精神的に安定します。

やめ太

「生活防衛資金」つまり急な失業でも生活できるようにするための資金を用意しておくことも大切です。

月の支出が20万円なら、生活防衛資金は20万円x6ヶ月=120万円が目安になります。これにより、立ち行かなくなるリスクが低減します。

え?貯金できるほどの余裕がないよ(涙)

やめ太

その場合は、まず家計を見直してみましょう。

今、貯金がむずかしい場合は、まず無駄な支出を減らしましょう。ぼったくり保険や無駄な買い物など、不要な出費を削減することで貯金額を増やすことが可能です。

でも、会社を辞めてら失業給付金がもらえるよね。

やめ太

もらえます。しかし、失業保険を全てあてにしないことも重要です。

失業保険は、退職の理由が転職などによる自己都合のばあい、最初の2ヶ月間は給付金をもらう事ができない謎の待機期間があります。

つまり、即時に受け取ることができません。また、給付金は前職でもらっていた給料の額から算出されますが、もらえるのは45〜80%くらいでその上限の額をもらうことはむずかしい。

やめ太

多くの場合、給付金額は半額程度に留まります。つまり今の給料ベースの出費だと、あきらかにきびしくなります。

やめ太

それらを補填するためにも生活防衛資金は役に立ちます。

理想は在職中に転職活動をしておく

在職中に転職するのがリスクが最も低く理想的です。

今の会社を辞めてから、新しい会社へ行くだけなので家計への負担が少ないです。

この場合は、次の仕事が始まるまでの間の生活費を準備しておけば良い。

もちろん、前職との間が大きく空く場合は、余裕がを持って貯金しておくことをおすすめします。

フリーランスになる場合は多めに貯金しておくこと

私は、会社辞めてからフリーランスになる。無職の期間が少ないから貯金もそんなに必要ないね

やめ太

ダメです!

やめ太

その場合は、さらに貯金をして備えてる必要があります。

え!?

やめ太

フリーランスになる場合は、最初の段階で収入が不安定にまります。

やめ太

生活防衛資金を1年分確保しておくと安心です。

個人で事業をする場合は、開業に関する設備投資や仕入れなどの資金が必要になる。 個々のケースによって違いますが、余裕があれば、もっと資金を用意しておくこと。

やめ太

つまり、会社を辞める場合は、どのような状況であれ、生活防衛資金を準備しておくことが重要でです。

やめ太

退職後も精神的に安定し、自分の未来を自分の手で切り開く力を持つことができます。

まとめ

しっかり現状整理できそう。これから準備するね

やめ太

自身の人生について考え直すタイミングがやってきたなら、仕事に対する姿勢も見直すべきです。

やめ太

会社を辞めるべきか否か――その決断は私たち一人一人が自分自身の人生を操る権利の一部です。

まずは冷静になって、考え直すよ!

やめ太

会社を辞めるための資金計画はとくに重要です。立てることを忘れないでください。

重要なポイントは次の通り

・ワーク・ライフ・バランスの確認
・キャリアプランと現状のギャップ
・職場の人間関係、企業風土との相性
・収入と自己の市場価値のバランス
・退職のための資金計画

やめ太

これらを基に、自分自身のためのベストな決断を下してください。

やめ太

あなた自身が主役の人生、その道筋を描くのはあなた自身です。

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この記事を書いた人

18年間製造業のエンジニアとして従事。

学生時代までは自由に謳歌。その生活は社会人生活が訪れるとともに終了。
新卒で入社した会社がブラック企業。しかし、就職氷河期でようやく手にした勤め先から抜け出せず。

月の時間外労働が約200時間を達成!
転職を繰り返して、数々のハラスメント戦場を乗り切る。

最近、強めのハラスメント攻撃を受けた。寄る年並みには勝てず病む。そのままドロップアウト!

2022年のクリスマスイブに退社。

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